「何気ない日常こそ幸せ」と気づかされる映画

つい最近「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」という映画を見ました。ただのラブコメだと思って軽い気持ちで見始めたのですが、見事に裏切られました。とっても良かったです。子育てに疲れ気味な心に、ジワーっと染み込みました。

主人公はタイムトラベル能力を持つ、少しダサめの青年なのですが、ある日素敵な女性に出会い、一目惚れをします。タイムトラベルの力を借りながら、自分で努力もして、両思いになり結婚して子供が出来ます。順風満帆な人生でしたが、タイムトラベルでは解決出来ない問題が次々と出てきます。後半に向かうにつれ、主人公の悩む姿に見ているこちらも辛く、悲しい気持ちになりました。でも最後はとても暖かく、幸せな気持ちになりました。この物語では主人公の父親がとても重要な役割をするのですが、「1日が終わったら、過去に戻ってもう一度同じ1日を過ごしてみなさい。」と主人公に伝えます。辛く、やるせない事も多い忙しい毎日に疲れていた主人公でしたが、同じ一日をもう一度繰り返すと、見過ごしていた小さな幸せに気づくようになります。大切な職場の同僚、何気ないカフェ店員との会話、大切な妻や子供…。やがて、何気ない一日がこんなにも愛おしいものなのだと、タイムトラベルをしなくても気づけるようになります。

私はこの映画を見て、最後は号泣してしまいました。それはとても幸せで暖かい涙でした。毎日子供に振り回され、思うように出来ない毎日にイライラしていましたが、主人公と一緒に気づかされたのだと思います。「何気ない日常こそが幸せなのだ」と。言葉にすると陳腐に聞こえますが、映画を見た後はきっと心を動かされると思いますよ。久しぶりに良い映画に出会えました。